ハタヨガ





 ハタヨガ




ヨガにはさまざまな種類があります。ハタヨガはその中の一つの流派です。


その他の主な流派は、ラージャヨガ、カルマヨガ、ジュニャーナヨガ、クンダリニーヨガ、バクティヨガ、マントラヨガなどです。


ハタヨガの「ハ」は太陽を、「タ」は月を意味しています。この2つはエネルギーの気道をあらわしています。


「ハ」(太陽)は、男性的エネルギー。左脳から受け取った情報を伝達し、右半身を司っています。


「タ」(月)は、女性的エネルギー。右脳から受け取った情報を伝達し、左半身を司っています。


ハタヨガでは、「ハ」と「タ」、右と左をバランス良く保つことが大切です。左を鍛えたら右もという感じですね。




ヨガを理解するうえで重要なものに「ヨガ・スートラ」という経典があります。パタンジャリという人が、ヨガを体系だててあらわしたものです。その体系は、8つの部門から成り立っています。この8つの部門はステップになっていて、第一部門から順番に登っていきます。




 第一部門 禁戒(きんかい) ヤーマ


道徳的部門です。自分以外のものとの関係で守るべきこと、心がけることを目的としています。


1、非暴力 他のものに暴力を加えないこと。
2、不盗 人のものを盗まないこと。
3、正直 正直であること。
4、梵行(ぼんぎょう) 性的に清らかであること。
5、不貧(ふとん) むさぼる心を持たないこと。より多くを望まない。




 第二部門 勧戒 ニヤーマ


道徳的部門です。自分の身体と心を保護し、精神の成長を目的としています。


1、清浄(しょうじょう) 身体と心を清らかに保つように心がけること。
2、知足(ちそく) 周囲の人や環境を受け入れること。不平不満をいだかない。
3、苦行 苦難に耐えること。自己鍛錬。
4、読誦(どくじゅ) 聖典を読むこと。
5、神明祈念 修行の成功を祈り念ずること。




 第三部門 坐法 アーサナ
 第四部門 呼吸法 プラーナヤーマ


肉体的部門です。一般的にヨガといわれているのは、この部門になります。


第三部門と第四部門は、第五部門以上へ向かうための土台作りです。「健全な身体に、健全な精神が宿る」ということです。




 第五部門 制感(せいかん) プラティアーハーラ


肉体的・精神的部門です。外の刺激から、五感を断ち切ることです。目や耳を閉じるという肉体的方法と、外界へ注意を向けないようにする精神的方法があります。




 第六部門 凝念(ぎょうねん) ダーラナ


心理的部門です。意識を一点に集中すること。呼吸に意識を向けたり、マントラを唱えたりなど、さまざまな瞑想の手法を使って精神集中をします。




 第七部門 静慮(じょうりょ) ディヤーナ


心理的部門です。瞑想により日常的に精神集中できるようになります。




 第八部門 三昧(さんまい) サマーディ


心理的部門です。瞑想者の自我の意識や、瞑想の対象がなくなり、意識が統一された状態になります。最高の幸福である解脱が得られます。










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